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木村順先生のお話 1日目

さて、本日と明日にかけて、「育てにくい子にはわけがある」の著者、木村順先生の感覚統合セミナーです。この本は、1年以上前に生協のカタログに載っていて、興味を覚えて購入しました。

すうの不器用さ、身体のぎこちなさを痛感するたびに、「感覚統合の勉強がしたい~」と思っていたので、非常にタイムリーな講座となりました。中島先生、ホント感謝です。

ところで、今日知ったそうなのですが、中島先生と木村先生は同じ大学で、しかも同期だそうです。奇遇でございます。木村先生は作業療法士らしい、とってもハッキリした、パワフルなお話をされる方でした。「伝えたい」という熱意ががんがん伝わってきます。

すうの不器用さは、「脳内のどこかがうまくつながっていない」不具合のため、起こります。この不具合のため、「ボディイメージが乏しい」のです。具体的に言うと、「どこからどこまでが自分の腕か分かっていない」「目隠しして手を広げ、相手がどの指にタッチしたのかが分からない」ような状態です。歩き方走り方の変てこさ、野球での不自然なプレイなど、すべてここに起因します。みんなについていくのに、かなり必死でがんばっていることでしょう。しかしながら、すうが普段している外遊びは、「ボディイメージをつける」うえで役立っているみたいです。トキくんとだんだん疎遠になりつつあるこのごろ、同じクラスの子となぜかトキくん団地の公園で遊んでいます。「基地ごっこ」と称して、ツツジかサツキの植え込みの下に入り込んだりしているようです(そのうち団地から文句を言われそう・・)。

驚いたのは、見せていただいたビデオの映像です。ある発達障害の男の子(小1)は、姿勢の保持ができません。ぐにゃぐにゃです。すぐに机にべたっとつっぷしてしまいます。それでも、パズルが大好きで、ぐにゃぐにゃしながら、次の課題を楽しみにしてにこにこしていました。木村先生は「やる気がないと思われて、『何にやにやしとるんだ!』と叱られてしまうことがきっと多いでしょう。でも、彼はいすにきちんと座ることができないのです。正しい知識を持っていないと、理解者にはなれません」とおっしゃいました。

そして、これが感覚統合なのですが、ゆらゆら揺れる丸太状のブランコで20分ほど揺られた後では、姿勢の保持ができるようになるのです!この「揺らす」という刺激によって、脳内のつながっていなかった回路がつながるらしいのです。もちろん、ある程度の時間しかもちませんが。でも、成長とともに回路がつながる時間も長くなります。刺激の頻度も少なくて済むようになります。

私は、すうがしんどかった2年生の頃の通級を思い出しました。通級の先生は「とにかく、集団から離れて、少しでも息抜きができるように」と、指導うんぬんはおいといて、すうの好きなように1コマの授業時間を過ごさせてくださいました。すうはサンドバッグにぶらさがるようにして揺れていたり、トランポリンをえんえん飛び続けたりして過ごしていました。これは、自分から感覚統合をしていたのかもしれない!と思うと、泣けてきました。ここで、無理に指導を入れようとすれば、すうは行き場を失って登校できなくなっていたと思います。通級の先生、あらためて、ありがとう。

ところで、小さな発見をしました。

ヨガに行くと、いかに自分の身体が固くてガチガチかよく分かるのですが、私は保育園の頃からと~ってもまじめな子どもでした。「先生の話をじっとして聞く」「話す人の目を見る」というのがめっちゃばっちりというか無理やりインプットされていたんですね。小学校に入ってからもそれはもちろん続き、朝礼のときには校長先生から、普段の授業では担任の先生から、目が離せないのです。もう、ロックオン状態です。身体は硬直したようにほとんど動きません。おかげでおりこうさんと思われて、しょっちゅうホメられていました。授業の内容もよく理解していたと思います(中学校までね)。しかし、先生にピントを合わせすぎて、目は(視力はいいのです)遠近感が取れないような状態。くらくらしてきます。全身はこわばり、運動は下手。家でも学校でも常に緊張していて、手のひらに汗をかいていました。おそらく妹も同じような特性を持っていると思います。

すうほどの過敏さはありませんが、私にも聴覚の問題が少々あります。でも、耳鼻科で聴力検査をしてもらったときは異常なしでした。その問題とは、「突然話し出した人の話が全く聞き取れない」ことです。必ず「え?ごめん、もう一度言って」とお願いすることになります。ざわざわした場所ではもちろんより聞き取りにくくなります。1対1で話しているときにはなんとか聞き取れていますが、私を含めて3人以上になると、かなりの集中が必要です。先週の金曜日の韓国料理屋さんでも、お座敷で他の団体客がいたので周囲はざわざわしていました。同僚の女性が何を言っても聞き返していました。やっぱり私ちょっとヘンです。私の「テレビがつけっぱなしの状態が気に障る」のは、この聴覚の問題からきているのでしょう。最近は、2階のヤンキー母ちゃんが子どもに怒鳴りつけているのが気になるんだなあ・・ニワトリのときの声みたいに聞こえるんだもん。

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